GitHubをはじめよう

第4章

変更を記録する

手元にあるファイルを直しても、そのままでは何も残りません。Git は「この時点の状態」に名前をつけて 取っておく道具です。ここでは README.md に1行足して、その時点を記録するところまでをやります。 記録は2段階で、まず入れるものを選び、 それから記録します

この章が終わると
add と commit が何をしているのかを、画面で説明できる状態
用意するもの
第3章で手元に持ってきたフォルダー。新しく入れるものはありません。

この章の進め方を選んでください

同じことを3つのやり方で説明します。どれを選んでも、できあがるものは同じです。 あとから何度でも変えられます。

ターミナル:黒い画面に命令を打ちます。遠回りに見えますが、Git が何をしているかがそのまま見えるので、あとで困ったときに自分で調べられるようになります。

VS Code:エディタ(VS Code)の画面で、ボタンを押して進めます。コマンドを覚えなくても同じことができます。中で動いているのは、ターミナルで打つのと同じ Git です。

AI エージェント:やりたいことを日本語で伝えて、AI に代わりにやってもらいます。ここでは Claude Code を例にしますが、載せている指示文は他のエージェントでもほとんどそのまま使えます。

下にスクロールすると、手順が1つずつ再生されます。見逃したら、スクロールを戻せば同じところが巻き戻ります。 この章はすべて手元での作業です。GitHub の画面は出てきません。送るのは第5章です。

ターミナルで進める

  1. 01 / 10

    第3章で持ってきたフォルダーを開きます。README.md はまだ1行だけです。

    エディタは使い慣れたもので構いません。ここでは VS Code の画面で示します。

    hello-github
  2. 02 / 10

    README.md に説明を1行足して、保存します。

    ここでは「Git と GitHub の練習用です。」と書きました。中身は何でも構いません。

    hello-github
  3. 03 / 10

    ターミナルに戻ります。ここから、直した内容を記録していきます。

    ~/Documents/hello-github
  4. 04 / 10

    まず、いまの状態を見ます。README.md が modified(直した)と出ます。

    Changes not staged for commit は「まだ記録に入れる準備ができていない」という意味です。

    ~/Documents/hello-github
  5. 05 / 10

    どこが変わったかを見ます。+ が付いている行が、足した行です。

    長いときは q を押すと戻れます。

    ~/Documents/hello-github
  6. 06 / 10

    記録に入れるファイルを選びます。これが add です。何も表示されなければ成功です。

    add は「記録するものをかごに入れる」操作です。まだ記録そのものではありません。

    ~/Documents/hello-github
  7. 07 / 10

    もう一度見ます。Changes to be committed に移りました。かごに入った状態です。

    間違えて入れたときは git restore --staged README.md で戻せます。案内にも出ています。

    ~/Documents/hello-github
  8. 08 / 10

    かごの中身を記録します。-m のあとに、何をしたかを短く書きます。

    1 file changed, 2 insertions(+) は「1つのファイルで2行増えた」という意味です。

    ~/Documents/hello-github
  9. 09 / 10

    記録の一覧を見ます。いま作った記録が一番上に増えています。

    左の英数字は、その記録につけられた名前です。毎回違うものが付きます。

    ~/Documents/hello-github
  10. 10 / 10

    最後にもう一度見ます。直したところは無くなり、記録が1つ進んだと出ます。

    ahead of origin/main by 1 commit は「手元のほうが1つ先に進んでいる」という意味です。送るのは第5章です。

    ~/Documents/hello-github

VS Codeで進める

  1. 01 / 11

    第3章の続きです。ソース管理の「変更」は 0 件で、「グラフ」節には最初の記録が1つだけあります。

    hello-github
  2. 02 / 11

    左端の「エクスプローラー」に切り替えて、README.md を開きます。

    hello-github
  3. 03 / 11

    説明を1行足して保存します。ファイル名の横に M が付き、左端のソース管理に 1 が出ます。

    M は modified(直した)の印です。一番下の帯の main に * が付くのも、直したものがある印です。

    hello-github
  4. 04 / 11

    ソース管理を開きます。「変更」に README.md が1つ出ています。

    hello-github
  5. 05 / 11

    README.md を押すと、直す前と後が左右に並びます。

    緑になっている行が、足した行です。右のタブの「作業ツリー」は、いま手元にあるファイルのことです。

    hello-github
  6. 06 / 11

    README.md の行にマウスを乗せると、右に印が3つ出ます。一番右の + が「変更をステージ」です。

    ステージ(stage)は「記録に入れるものを選んでおく」ことです。ターミナルの git add と同じ操作です。

    hello-github
  7. 07 / 11

    + を押します。README.md が「ステージされている変更」へ移りました。

    下に「変更 0」が残るのは、まだ選んでいない変更が無いという意味です。一番下の帯の印も main+(選んだものがある)に変わります。

    hello-github
  8. 08 / 11

    上の欄に、何をしたかを短く書きます。あとで見返すのは自分です。

    「READMEを直した」より「READMEに説明を書く」のほうが、あとで探しやすくなります。

    hello-github
  9. 09 / 11

    「✓ コミット」を押します。選んでおいた変更が記録され、欄も一覧も空に戻りました。

    「Git の "user.name" と "user.email" を構成していることを確認してください。」と出たら、第2章の名前とメールアドレスの設定がまだです。第2章の手順で設定してから、もう一度押します。

    hello-github
  10. 10 / 11

    「グラフ」節の一番上に、いま作った記録が増えました。main の印もそちらへ移っています。

    雲の印(origin/main)は前の記録に残ったままです。GitHub にはまだ送っていない、という意味です。一番上の「送信した変更点」は、送っていない記録をまとめた行で、ボタンが「変更の同期 1↑」に変わったのも同じ理由です。

    hello-github
  11. 11 / 11

    エクスプローラーに戻ると、README.md の横の M も消えています。

    ここまでは手元だけの記録です。GitHub にはまだ送られていません。送るのは第5章です。

    hello-github

AI エージェントで進める

  1. 01 / 11

    第3章の続きです。ターミナルを開きます。

    ~
  2. 02 / 11

    第3章で持ってきたフォルダーへ移動します。

    エージェントは、いるフォルダーを見て動きます。ここを間違えないでください。

    ~/Documents/hello-github
  3. 03 / 11

    エージェントを起動します。

    ~/Documents/hello-github
  4. 04 / 11

    まず、直してほしい内容を頼みます。

    「どのファイルを」「どう直すか」を書きます。長い説明は要りません。

    ~/Documents/hello-github
  5. 05 / 11

    エージェントは、直す前に変更の中身を見せてきます。

    + が付いている行が足される行です。ここで必ず読んでください。違っていたら断って言い直します。

    ~/Documents/hello-github
  6. 06 / 11

    内容に問題がなければ許可します。ファイルが書き換わります。

    ~/Documents/hello-github
  7. 07 / 11

    次に、記録を頼みます。メッセージは自分で決めず、提案してもらうと楽です。

    「内容に合った」と書くのがコツです。何を直したかを読んでから書いてくれます。

    ~/Documents/hello-github
  8. 08 / 11

    エージェントは変更を確かめてから、メッセージを提案して許可を求めます。

    ここで出ている git add と git commit が、ターミナルで進める場合に打つコマンドと同じものです。

    ~/Documents/hello-github
  9. 09 / 11

    メッセージが内容に合っていれば許可します。記録されました。

    メッセージが的外れだと感じたら、断って「こう書いて」と伝え直してください。

    ~/Documents/hello-github
  10. 10 / 11

    本当に記録されたかを、自分の目で確かめます。

    ~/Documents/hello-github
  11. 11 / 11

    一番上に、いま作った記録が増えています。ここまでが第4章です。

    ここまでは手元だけの記録です。GitHub にはまだ送られていません。送るのは第5章です。

    ~/Documents/hello-github

この章で覚えること

  1. 1

    記録は2段階です。まず記録に入れるものを選び(add)、 それから名前をつけて記録します(commit)。選ばなかった変更は記録されません。

  2. 2

    メッセージは自分のために書きます。 あとで探すのは自分です。「何をしたか」が分かる短い1行にしてください。

  3. 3

    ここまでは手元だけの記録です。 GitHub にはまだ何も送られていません。送るのは第5章です。

公式の説明は GitHub のGit についてと、VS Code のStaging and committing changesにあります。

次の章GitHub へ送る手元の記録を、GitHub 側にも反映させる。

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